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  • 執筆者の写真On Sound

「いい音って何なんだろう」

って問いかけて、そんなすぐに答えが出るはずもなく、考えが停滞してます。


たいした実力もないくせに考えてばっかりで、行動あるのみって事は分かってますが、

何となく、近年は特にソフトウェアが凄くなり過ぎて、何か面白くないなぁと感じてるのかも知れません。


僕はそういう「すごいソフト」を使って「出来ると分かってる事」を習得してるだけなのかもしれないなぁと、、


例えるならば、もし飛行機の操縦がすべて自動操縦になってしまうと、パイロットはほぼ何もしなくてもいいなんて事になると、「空を飛ぶ操縦がしたいなぁ」という夢やロマンがなくなるなぁと思うのです。



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  • 執筆者の写真On Sound

10代の頃は人の話を滅多に聞かなかった訳ですが、、

心の救いは暗い音楽やアンダーグラウンドなサウンド、その世界観だけだったからです。


ネガティブなイメージの方が、当時の自分には肯定的に受け取れたし、

アンダーグラウンドなサウンドを奏でるアーティストこそが格好良かった。


カリスマを追いかけていただけなのかも知れない。



いわゆるインディーズのアーティストがメジャーなアーティストを食うような音楽シーンの動きがあったし、このThe Creator Ofというバンドも、ラウドロック界に君臨したあのSlipknotのライブの前座で、そのオーディエンスを完全に黙らせていた。

日本人が日本語で海外のバンドのパワーに挑めるんだなと面食らった。


「偽りの神がくる」


「中心だけを見るな」


不可解で逆をついてくるメッセージが心を暴発させ、

ライブという「感覚のない動き」へと向かわせていた。


そういう感覚を体感して、でかい音のエネルギーはぶっ飛んでるなと確信したのである。

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たまに受ける質問で、なぜ津田さんはサウンドエンジニアの仕事をされているのですか?

と聞かれることがあります。


その答えとヒントはこのYoutubeの映像にあるのですが、とても言葉では説明しづらく、

すごく感覚的な話なので、4分26秒だけこの映像を見ていただけませんでしょうか?



オーストラリアに住むアボリジニの人たち以外ではディジュリドゥと呼ばれる事が多いこの

「楽器」を作っている映像で、作っているのはこの楽器を愛する人ならば、誰しもが会いたいカリスマオーラを持った男、「DJALU」とその奥さんです。


ほんとにただの生の木だし、楽器を作るというよりは、この木を「狩り」に行くには絶対に現地の人とじゃないと生きて帰れないくらい方向感覚のない林の奥深くにまで行きました。


というか、腐っている木を切って、中のシロアリを落として(笑)、

めちゃくちゃ重たいので木の外皮を剥がして、ガシガシ空洞をきれいにして、海水をぶっかけて、いい音を作っていく。


そんな作業を、言葉もほぼ通じないし会話もほとんどない中、コミュニティの端っこにある砂浜でひたすらこのDJALUという男と空気で会話をする。そんな時間でした。


とにかく、本当にかっこいい父ちゃんなのです。

思い返すのは、楽器とか、演奏とかよりは、そういった人間くさいことです。


サウンドエンジニアとの関連は、この楽器の音響的な響きは本当に衝撃で、

「なんで1人の人間が吹いているのに3つも4つも音が聴こえるん??」と。

そしておげれつにトリッピーなサウンドで、DJALUが吹く音をお腹に受けて、もう僕は地中深くまでグリグリグリグリと潜っていき、地底人として人生を歩きなおすことになったのです。


「倍音」なんてかっこいいキーワードはその時は理解できておらず、この時の衝動が僕の心の奥ふかくに刻まれ、「音の響き」や「響く音」を探求していこうと、チャラい当時の僕なりに決まったというわけです。

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