食べるものって基本的にみなさん美味しいものを求めるだろうし、
写真もきれいな方が喜ばれますよね。
音はどうでしょうか、もちろんいい音に越したことはないと思うでしょうが、
便利なデバイスが登場していく裏側で、音や音質はどうも劣化の一途なような気がして、
何だか寂しいです。
実際のところは圧縮されたファイルをBluetoothで聞いている事が多く、そんなに高品質を求められていない状況ですし、街中ではそれ以上必要ないという事もあるでしょう。
食べ物は「食べられればうっすい味でもいいよ」とはあまり思われないですが、
音は「聴ければいいかな」と思われがちなのは何故なんでしょう(笑)
でも、ライブ見にいったり、フェスにいった時、しょぼい音だったら嫌でしょう?
そもそもいい音って何なんだろう
いわゆるハイレゾ、超高音質みたいな発想ばっかりになると、ハイサンプリングレートだったり、超高級なデジタル・アナログ機材を使っていたりで、
車で言うなら超高級車 な発想になるかなと思います。
その路線になると、石油王が一番いい音を出せるような気がするので、それはそれで。
石油王が最高音質のスピーカーでフェスを無料開催してくれたらいいし、行きます。
きっと大切なのは、「味わい」とか「匂い」、「空気感」
何の機材も通ってない、例えば沖縄の離島で牛車に乗りながら地元のおじさんが歌ってくれる歌や三味線は、きっとほとんどの人がいい声だな、いい音だなぁと感じると思います。
そういった「味わい」の深さ、そしてその場にしか流れていない「匂い」が混ざる事で、
キレイな声だなぁとか、いい音だなぁと感じるのではないでしょうか。
きっとパソコンやDTMに欠けているのはそういった「空気感」なのだと思います。
キレイな音がいい音だとは限らないし、もしかしたらちょっとクサイくらいの方が印象に残るかもしれませんね(笑)
Kommentare